歯の根っこの治療についてのQ&A
- 根っこの治療(根管治療)ってどんな事をするのですか?
-
リーマーやファイルと呼ばれる器具で、細菌に感染してしまった歯質や神経を徹底的に除去し、歯の根の病気(根尖病変)を治療・予防するものです。
虫歯が歯髄まで進行(C3以上)した場合や、根の病気になってしまった場合には、この根管治療が必要になります。
しかし、この根管治療はかなり難しいのです・・・。
なぜなら、根っこの中は直接見ることができず、形も人それぞれなので、完全に細菌を取り除くことが非常に難しく、しかも細菌を取り残した状態で詰め物を詰めたり、クラウン(差し歯・かぶせ物)を被せてしまうと、後々細菌が増殖してトラブルが出てきてしまうこともあるからです。
後からトラブルが出てきてしまった場合のほとんどは、前に治療した詰め物やクラウンなどを作り直さなければならず、最悪の場合は抜歯になってしまうこともあります。
- 根っこの治療ってどれぐらの期間がかかるのですか?
-
細菌を取り残した状態で詰め物を詰めたり、クラウンを被せてしまうと後々トラブルが出てきて大変な思いをすることになるので、根管治療は非常に重要な治療です。
治療期間は早い場合には2~3回で終わることもありますが、長い場合には1~2ヶ月位かかることもあります。(2年かかったという人もいました^^;)
いつまで経っても治らない場合は、歯が割れていたり、歯根の形が非常に複雑だったりする可能性があり、抜歯や根の先を切る手術(歯根端切除術)が必要になることもあります 。