いびき治療(睡眠時無呼吸症候群)
いびきが歯医者で治るってご存知でしたか?
多くの人が眠りに対して何らかの悩みを持っています。いびきであったり、不眠症であったり、熟睡感のなさであったり‥。
しかし、病院に行って何科を受診すればいいのか?治るのか?分からないことだらけです。
眠りの問題で内科からもらう睡眠薬が、逆効果なこともあります。日本人は慢性的な睡眠不足。昼間の眠気や疲労感も実は異常なのです。
いびきはどうしてかくの?
いびきの原因は、上気道と呼ばれる鼻から喉にかけての空気の通り道がいろいろな原因によって狭められ、隙間風と同じ原理で粘膜などが振動して音がなります。
そして、気道が完全にふさがってしまって息ができなくなってしまった状態が、無呼吸です。気道が狭められるわけですから、当然体内の酸素不足が起こります。
その結果、脳の働きや循環器や呼吸器にも影響が及びます。
いびき治療用マウスピース
いびきを「ガーガー」かいている人を見ると、熟睡しているように見えます。
しかし本当はまったく逆で、熟睡どころか眠りが浅く、十分な睡眠を取れていないことがあります。
その結果、疲れがなかなか取れなかったり、日中の眠気などが起こります。
いびきが原因でお悩みの方に多いのは「うるさくて家族に嫌がられる」とか「他人に迷惑をかけるので、旅行に行きづらい」などでしょう。
いびき治療用マウスピースで、8割程度の方のいびきが改善されます。
治療回数も検査後であれば2~3回で終わります。
いびきをかきやすい人ってどんな人?
たまに「自分のいびきがうるさくて目が覚めた」なんてことを言われる方もいますが、いびきをかいているかどうかは自分ではわかりません。
家族の方に聞かれるか、旅行先で友人にたずねるか、録音して確認したりすることをお勧めします。疲れやストレス、アルコールや睡眠薬の影響によっても、いびきをかきやすくなりますが、いびきをかきやすい人の特徴をいくつか挙げてみましょう。
- 肥満体型の人
- 下あごが小さい人、下あごが後ろに下がっている人
- 首が短い人
- のどちんこの長い人
- 扁桃の肥大してる人
- 鼻の病気のある人
睡眠時無呼吸症候群
いびきがもっとひどい状態になると息が詰まります。
太っている中年男性に多く、睡眠中に何度も息が止まっては、また息を吹き返し、大きないびきをかくのを一晩に数回、ひどい場合は数百回繰り返します。
息が止まっている時間も数十秒から長いもので2分近いこともあります。
突然死の原因として注目を浴びましたが、この病気の本当の怖さは別のところにあります。
いびき、日中の傾眠、断眠、知性の低下、性格の変化、起床時の頭痛、幻覚、自動症、不眠症、不整脈、多血症、肺高血圧症、高血圧、浮腫、糖尿病、インポテンツなど、無呼吸症候群が引き起こす病気や症状は多数あります。
そして、子供の睡眠時無呼吸症候群は大人よりも深刻です。健康な子供は決していびきをかきません。
もしあなたのお子さんが、いびきをかいていたら要注意です。
いびきの怖いお話
いびきをよくかく人のうち、1割から2割ぐらいの人に無呼吸があるらしいのですが、居眠り運転による交通事故において、無呼吸がある人の交通事故率は無呼吸でない人の7倍だそうです。(Findley LJ 1988)
良い睡眠の習慣をつけましょう
夜気持ちよく眠れて昼間に十分活動できるためには、生活習慣を総合的に見ていくことが必要です。簡単に実行できるものをあげてみました。
1. 生体リズムの規則性の確保
- 規則正しい生活
- 規則的な睡眠スケジュール(毎朝だいたい同じ時刻に起きる)
- 日中の短時間(30分程度)の一定時刻の昼寝の活用
- 軽い運動を毎日
- できるだけ午前中に太陽の光をあびる
2. 薬物、嗜好品に注意する
- コーヒーやお茶などのカフェインを含む飲み物は、夕方以降控える
- 適度の晩酌はリラックスするのに役立つが、寝酒はしない
- 夜中に目が覚めたときにタバコは吸わない
3. 良好な睡眠環境の整備
- 自分にあった寝具
- 静かで暗く適当な室温
- 湿度の寝具環境
4. 就寝前のリラックスと睡眠へ
いびき治療にかかる治療費
※内科の診療情報提供書(紹介状)をご用意頂ける方は、当日お持ちください
診療情報提供書(紹介状)がある場合 | 保険適用可 10,000円前後 |
---|---|
診療情報提供書(紹介状)がない場合 | 自費診療 40,000円前後 |
当院での治療の流れ
ご予約をお取りください
下記のいずれかの方法で、ご予約をお取りください。
- インターネット予約(※初診の患者様専用、当日・翌日のご予約は出来ません)
- お電話(072-963-6480)
月曜~金曜日/日曜日・祝日 9:00~18:00、土曜日 9:00~13:00
問診とレントゲン撮影、型取り
問診とレントゲン撮影をおこない、マウスピースの型取りをさせて頂きます。
約1週間後、マウスピースのお渡し
約1週間ほどで患者様専用のマウスピースが出来上がりますので、睡眠時に装着して頂きます。(マウスピースを装着することにより気道が確保され、無呼吸を防止することができます)
調整
必要であれば都度、調整させて頂きます。